製造販売承認の承継および販売移管について合意
エーザイ株式会社と富山化学工業株式会社、そして大正製薬株式会社の3社は、10月13日、抗リウマチ剤「コルベット錠 25mg」の日本における製造販売承認の承継および販売移管について合意したと発表した。
同剤は、富山化学が製造を行い、大正製薬が大正富山医薬品株式会社にて販売を行っている薬剤。今回、エーザイによる製造販売承認の承継ならびにエーザイへの販売移管について、合意が行われている。
疾患修飾性抗リウマチ薬「コルベット錠」
「コルベット錠」は、主として免疫グロブリンや炎症性サイトカインの産生を抑制することにより抗リウマチ作用を示す、疾患修飾性抗リウマチ薬。関節リウマチ患者を対象とした国内臨床試験において、単剤での有効性が確認されている。また「メトトレキサート」との併用試験においても、「メトトレキサート」単剤治療で効果不十分な患者に対する有効性が確認されている。
「コルベット錠」はこれまで、エーザイからは「ケアラム錠 25mg」として、大正富山医薬品からは「コルベット錠 25mg」として、それぞれ販売および情報提供活動が行われていた。
エーザイが単独で製造販売と発売を行う
今回合意が行われた製造販売承認の承継および販売移管により、日本国内における「コルベット錠」の販売は、エーザイが単独で行うこととなる。
なお今年12月31日まで同剤は、製造販売は富山化学が、発売は大正富山医薬品がそれぞれ行う。2018年1月1日以降は、製造販売と発売をエーザイが担う予定となっている。
(画像は写真素材 足成より)

抗リウマチ剤「コルベット錠 25mg」日本における製造販売承認の承継および販売移管について - エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/news/news201759pdf.pdf