Symproic(R)が米国で発売
塩野義製薬株式会社(以下、塩野義製薬)は10月13日、オピオイド誘発性便秘症治療薬Symproic(R)が米国で発売されたことを発表した。
Symproic(R)は、抹消性ミクロオピオイド受容体拮抗薬。塩野義製薬が単独でグローバル開発した初めての医薬品となる。すでに2017年6月に国内で販売されており、欧州医薬品庁(EMA)にも現在、製造販売承認を申請中だ。
Purdue Pharma L.PとShionogi Inc.が販売
Symproic(R)は、その化合物の構造上の特徴から米国の規制物質法で規定されるスケジュール2医薬品リストに載っていたが、米国麻薬取締局(DEA)から審査の結果、乱用や依存がないとされ、2017年9月29日付けでリストから外れた。
塩野義製薬は、Symproic(R)がスケジュール2医薬品リストに載っている間も、乱用や依存がないことが試験によって確認されていたことから、開発を続けており、オピオイド鎮痛薬を服用し、オピオイド誘発性便秘症となった成人の患者を対象としたSymproic(R)の試験結果に基づいて承認申請を行っていた。
今回、米国では、成人非がん性慢性疼痛患者におけるオピオイド誘発性便秘症を適応として発売。販売はPurdue Pharma L.Pと塩野義製薬の子会社であるShionogi Inc.が連携して行う予定だ。
(画像は塩野義製薬株式会社HPより)

塩野義製薬株式会社 プレスリリース
http://www.shionogi.co.jp/