創薬基盤技術を広く募集
旭化成ファーマ株式会社は、10月10日、創薬に関する研究の公募を実施すると発表した。
この公募は、国内外の大学・研究機関・企業との協業による医薬品の研究開発を促進すべく、オープンイノベーションの取り組みの一環として実施されるもの。創薬基盤技術を広く募集し、共同研究や技術移転の可能性について検討するとしている。
オープンイノベーション活動を推進
旭化成ファーマは、2016年10月、同社の医薬研究センター内にオープンイノベーション部を新設した。この設置は、国内外からの導入や提携について、より一層の推進・強化を図るべく行われたもの。前臨床段階までの新薬候補化合物や創薬に関する最先端技術の導入など、オープンイノベーション活動を推進するとしている。
こうした取り込みの一環として実施される今回の研究公募では、「慢性疼痛」「関節リウマチを含む自己免疫疾患」「骨・軟骨領域」における創薬シーズと「薬物動態・毒性予測」「製剤技術」をはじめとする様々な創薬基盤技術が、広く募集される。選考は、募集テーマとのマッチング、同社の創薬研究プロジェクトとのコンフリクト、研究内容の独創性や有用性などを考慮して行うという。
人びとの「いのち」と「くらし」に貢献
今回の公募の対象者は、日本国内外の大学や研究機関、企業などに所属する研究者。研究費は、1案件につき年間500万円を上限として、個別に決定される。研究期間は、原則1年間。採択件数などについては、ウェブサイトで公開する予定だという。
旭化成ファーマは今後も、創薬や技術研究のフィールドにおいて、世界の人びとの「いのち」と「くらし」に貢献するとしている。
(画像は旭化成ファーマの公式ホームページより)

旭化成ファーマ研究公募 - 旭化成ファーマ株式会社
https://www.asahikasei-pharma.co.jp/compass/創薬研究公募の実施について - 旭化成ファーマ株式会社
http://www.asahi-kasei.co.jp/