記憶に関する機能を改善する生薬
エーザイ株式会社(以下、エーザイ)は10月10日、中年期以降のもの忘れ改善薬「遠志の恵み(R)」(おんじのめぐみ)を発売したことを発表した。
「遠志の恵み(R)」は、オンジと呼ばれるイトヒメハギの根を乾燥させた生薬が含まれた第3類医薬品。オンジは、中国最古の薬物書「神農本草経」にも記載されている生薬で、精神神経系に高い薬能があると言われており、また、記憶に関する機能を改善する働きが認められている。
その効能は、去痰、鎮静、強壮剤、また、健忘症、神経衰弱で、一般的に用量は1日2~5gの服用とされており、この「遠志の恵み(R)」にはオンジエキスが3g含まれる。また、1日1回1錠の服用で、服用しやすいように生薬の風味を抑えるように錠剤をコーティングしている。
セルフメディケーションとして貢献
エーザイは自社の調査で、40代以降の4割以上がもの忘れに対して不安を感じている結果を公表。
エーザイはもの忘れ、認知症に燗する啓発・医療・介護等の連携支援を推進するまちづくり活動に取り組んでおり、もの忘れに対して、不安があるのにも関わらず、加齢が原因とされ対処されていない現状から、「遠志の恵み(R)」が不安を感じる人のベネフィット向上に貢献できるとしている。
(画像は写真ACより)

エーザイ株式会社 ニュースリリース
http://www.eisai.co.jp/news/news201758pdf.pdf