第3相試験で各単剤療法、プラセボと比較
アストラゼネカは2017年9月28日のプレスリリースで、中等症から最重症の慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者を対象にした第3相試験において、2017年9月25日に良好な主要結果が得られたと発表した。
Bevespi Aerosphereの加圧式定量吸入器(pMDI)による1日2回投与は、各単剤療法およびプラセボと比較して、統計学的に有意なトラフ1秒量(FEV1)により測定した呼吸機能の改善を示す結果が得られた。
試験結果は日本と中国で承認申請
アストラゼネカは今回の試験のデータ、ならびにこれまでに報告された試験のデータに基づき、Bevespi Aerosphereの承認申請を日本と中国において実施する予定であるとした。
今回の試験は、Bevespi Aerosphereの24週間投与での有効性および安全性のデータを評価することを目的として、アジア、ヨーロッパ、米国から1,756例の患者が登録され、Bevespi Aerosphereの安全性および忍容性データは過去の試験結果と一致していた。
Bevespi Aerosphereは、COPDにおける気道閉塞の長期維持療法として米国で承認され、そしてBevespi Aerosphereの販売承認申請は、欧州医薬品庁において審査中であり、2018年下半期に判断される見込みである。
(画像はアストラゼネカのサイトより)

アストラゼネカ プレスリリース
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