第一三共が単独で開発の、新たな世代の非ステロイド型選択的MRB
第一三共株式会社(以下「第一三共」)は9月25日、ミネラロコルチコイド受容体ブロッカー(以下「MRB」)エサキセレノン(CS-3150)について、本態性高血圧症を対象とした国内第3相臨床試験(ESAX-HTN試験)の、主要評価項目を達成したと発表した。
エサキセレノンは、米国カリフォルニア州のExelixis(エグゼリキス)社との共同研究で見出され、第一三共が単独で開発した新たな世代の非ステロイド型選択的MRB。第一三共は、2006年3月にExelixis社との共同研究契約締結していた。
国内で本態性高血圧症患者1,001名を対象に実施
ESAX-HTN試験は、エサキセレノンの有効性と安全性について、エプレレノンを対照に検証した無作為化二重盲検比較試験。日本で、本態性高血圧症患者1,001名が参加して実施された。
同試験の主要評価項目は、12週時の座位血圧(収縮期及び拡張期)のベースラインからの変化量について、エサキセレノン(CS-3150)がエプレレノンに対して非劣性を示すことを主目的とするもの。
第一三共は、安全性上の新たな懸念は認められなかったとした上で、結果について現段階では主要評価項目の達成のみを報じており、詳細は今後学会で公表する予定としている。
(画像は第一三共株式会社 ホームページより)

第一三共株式会社 ニュースリリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006727.html