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2025年05月09日(金)
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レンバチニブ、B型肝炎ウイルス由来の肝細胞がんに対して意義のある改善を示す

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レンバチニブ、B型肝炎ウイルス由来の肝細胞がんに対して意義のある改善を示す

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国際肝がん学会年次総会で発表
エーザイ株式会社は、9月19日、抗がん剤「レンバチニブ」の臨床第3相試験(REFLECT/304試験)の結果を、第11回国際肝がん学会年次総会にて発表したことを明らかにした。

同試験は、肝細胞がん患者を対象として実施されたもの。同学会は韓国ソウルで開催され、エーザイは同試験における部分集団解析結果を発表している。

レンバチニブ
新規結合型チロシンキナーゼ阻害剤
「レンバチニブ」は、新規結合型チロシンキナーゼ阻害剤。腫瘍血管新生あるいは腫瘍悪性化に関与する受容体型チロシンキナーゼに対して、選択的阻害活性を有する。同剤は現在、甲状腺がんについての適応で米国・日本・欧州など50カ国以上で承認を取得。また米国・欧州などでは、腎細胞がん(二次治療)に対する「エベロリムス」との併用療法についても承認も取得している。

REFLECT/304試験は、全身化学療法歴のない切除不能な肝細胞がんの患者954人を対象とする多施設共同・非盲検・無作為化グローバル臨床第3相試験として実施された。同試験では、同疾患の標準治療薬である「ソラフェニブ」と「レンバチニブ」を比較し、全生存期間を主要評価項目として有効性および安全性が検証されている。

統計学的な非劣性を証明
同試験の全体集団を対象とした解析において「レンバチニブ」は、全生存期間について、「ソラフェニブ」に対する統計学的な非劣性を証明した。副次評価項目である無増悪生存期間・無増悪期間の中央値・奏効率についても、統計学的に有意かつ臨床的に意義のある改善を示したという。

これらの結果からエーザイは、「レンバチニブ」が肝細胞がんに対して新たな治療オプションとなる可能性を持っていると期待している。

(画像は写真素材 足成より)


外部リンク

「レンビマ」(レンバチニブ)の臨床第3相試験結果を第11回国際肝がん学会年次総会にて発表 - エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/news/news201750.html


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