疾患の再発リスクを35%低減
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社は、9月11日、悪性黒色腫患者を対象とした第3相試験において「オプジーボ」が、「ヤーボイ」よりも無再発生存期間の優越性を示したと発表した。
この発表は、米ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が9月10日に発表したプレスリリースを翻訳したもの。同試験において「オプジーボ」は、「ヤーボイ」と比較して疾患の再発リスクを35%低減したという。
重要な治療選択肢となっている「オプジーボ」
「オプジーボ」は、身体の免疫系を利用して抗腫瘍免疫応答を再活性化する、世界初のPD-1免疫チェックポイント阻害薬。複数のがん腫において、重要な治療選択肢となっている。
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、同社ががん免疫療法において保有する科学的知見に基づき、「オプジーボ」のグローバル開発プログラムを推進。様々ながん腫を対象として、第3相を含む全段階における広範な臨床試験を実施している。
同社は2015年10月、「オプジーボ」と「ヤーボイ」の併用療法について、転移性悪性黒色腫の適応で承認を取得。現在は、米国と欧州を含む50カ国以上で承認されている。
主要評価項目を達成した
今回発表されたのは、根治切除後の高リスク悪性黒色腫患者を対象とした「オプジーボ」第3相CheckMate-238試験のデータ。同試験において「オプジーボ」は、「ヤーボイ」と比較して無再発生存期間を有意に改善し、主要評価項目を達成した。
なお同試験の結果詳細は、2017年度欧州臨床腫瘍学会総会において発表されている。
(画像はブリストル・マイヤーズ スクイブの公式ホームページより)

オプジーボがヤーボイと比較して無再発生存期間の優越性を示す - ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
http://www.bms.co.jp/press/pdf/20170911_2.pdf