製薬業界ニュース
2025年07月06日(日)
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試薬メーカーらと実用化へ。京都府立医大、アルツハイマー病の血液診断法を開発

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試薬メーカーらと実用化へ。京都府立医大、アルツハイマー病の血液診断法を開発

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「p-tau」を定量する高感度・精密定量システム
京都府立医科大学と日本医療研究開発機構は、9月5日、アルツハイマー病の血液診断法を開発したと発表した。

この成果は、同大分子脳病態解析学・徳田隆彦教授、同大在宅チーム医療推進学・建部陽嗣特任助教らによるもの。血液中における極微量のリン酸化タウ蛋白(以下「p-tau」)を定量する高感度・精密定量システムを、世界で初めて開発したという。

アルツハイマー病
有用性が確立されているコア・バイオマーカー
過去30年にわたる国際的なアルツハイマー病研究によって、アルツハイマー病診断における脳脊髄液バイオマーカーの有用性は確立されている。中でも、コア・バイオマーカーと呼ばれる髄液「Aβ42」と総タウ蛋白、そして「p-tau」の評価は高い。

しかしコア・バイオマーカーは、現状において認知症の診療現場に普及していない。徳田教授は、コア・バイオマーカーの血液中での定量を実現すれば、髄液バイオマーカーの欠点であった侵襲性と非効率性を克服したアルツハイマー病診断バイオマーカーが確立できると着想。「p-tau」を定量する高感度・精密定量システムの開発に挑んだ。

国内診断機器・試薬メーカーとの共同研究を検討
建部特任助教と徳田教授は、超高感度デジタルアッセイ技術である「Simoa」を導入し、抗tau抗体を用いた「p-tau」定量系の測定感度を、従来のELISA法の1000倍まで向上させることに成功。実際のヒト血液中で「p-tau」を検出・定量できる定量システムを実現した。アルツハイマー病の診断過程を、革新的に進歩させるものだという。

なおこの研究成果の実用化については、国内診断機器・試薬メーカーとの共同研究が検討されている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

アルツハイマー病の血液診断法の開発 - 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
http://www.amed.go.jp/news/release_20170905.html


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