ピラゾロピリジン誘導体が特許査定
ラクオリア創薬株式会社(以下、ラクオリア創薬)は9月6日、ピラゾロピリジン誘導体が特許査定を受けたことを発表した。
ピラゾロピリジン誘導体は選択的ナトリウムチャネル遮断薬で、テトロドトキシン感受性(TTX-S)ナトリウムチャネルに特異に作用し、疼痛に対して有効であることが認められている。
ナトリウムチャネルは、イオンチャネルの1種で、現在までに9種類が確認されており、細胞内外の電位変化によって、開口、活動電位が発生して痛みの伝達を担っていると言われている。
副作用の少ない画期的新薬として期待
ラクオリア創薬は、この選択的ナトリウムチャネル遮断薬の創製を主力プロジェクトとしており、副作用の少ない画期的新薬として期待されている。
今回、特許査定を受けたピラゾロピリジン誘導体は、2017年5月に欧州で、また、2017年6月には中国において特許査定を受けている。また同じ選択的ナトリウムチャネル遮断薬のアミド誘導体も2017年5月に日本で特許査定を受けている。
ラクオリア創薬は、開発化合物を創製し、ライセンスアウトする会社として、2002年に設立。探索研究から初期臨床試験までを事業としている。今後、研究開発の進展、また、新たな導出契約等を行っていく予定。
(画像はラクオリア創薬株式会社HPより)

ラクオリア創薬株式会社 プレスリリース
http://www.raqualia.co.jp/