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2025年05月09日(金)
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窪田製薬子会社、エミクススタト塩酸塩のスターガルト病に係わる新規用途特許取得

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窪田製薬子会社、エミクススタト塩酸塩のスターガルト病に係わる新規用途特許取得

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研究の保護と促進を目的とする特許
窪田製薬ホールディングス株式会社は、9月11日、同社子会社が「エミクススタト塩酸塩」の用途特許に係わる新規米国特許を取得したと発表した。

この特許を取得したのは、米国のアキュセラ・インク。「エミクススタト塩酸塩」および関連する化合物のスターガルト病治療に係わる新規用途特許であり、窪田製薬の「エミクススタト塩酸塩」を含む研究の保護と促進を目的とする特許となっている。

スターガルト病
緩やかに視力が低下するスターガルト病
スターガルト病は、目の網膜に障害をきたし、緩やかに視力が低下する稀少遺伝性疾患。網膜に局在するABCA4遺伝子の異常により、ビタミンA由来の有害代謝産物が網膜へ徐々に蓄積し、光受容体が損傷を受けることで視力の低下をきたす。現在のところ、治療法は存在していない。

「エミクススタト塩酸塩」は、視覚サイクルに不可欠な酵素であるRPE65を抑制することで、視覚サイクルを調節し、ビタミンAの代謝率を低下させる作用を持つ。同剤はこの作用により、スターガルト病の発症に関与すると考えられているA2EなどビタミンA由来の有害代謝産物の産生を低下させるため、網膜の機能維持に有用であると理論づけられている。

視力維持と回復に貢献することを目指す
「エミクススタト塩酸塩」は、スターガルト病の治療薬候補として米国においてオーファンドラッグ認定を受けており、現在は同疾患患者を対象として臨床第2a相多施設共同無作為化二重盲検試験が米国にて実施されている。

窪田製薬は、眼疾患に悩む人々の視力維持と回復に貢献することを目指す眼科医療ソリューション・カンパニーを自認しており、「エミクススタト塩酸塩」についても糖尿病網膜症・スターガルト病・加齢黄斑変性への適応を目指して研究を進めるとしている。

(画像は窪田製薬の公式ホームページより)


外部リンク

「エミクススタト塩酸塩」の用途特許に係わる新規米国特許取得のお知らせ - 窪田製薬ホールディングス株式会社
http://sw4596.swcms.net/


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