製薬業界ニュース
2024年03月29日(金)
 製薬業界ニュース

国立がん研究センター、「テロメライシン」と「ペムブロリズマブ」の併用治験を開始

新着ニュース30件






























国立がん研究センター、「テロメライシン」と「ペムブロリズマブ」の併用治験を開始

このエントリーをはてなブックマークに追加
進行性または移転性固形がん患者が対象
国立研究開発法人国立がん研究センター東病院は、2018年3月2日、腫瘍溶解ウイルス製剤と抗PD-1抗体薬を用いた医師主導治験を開始したと発表した。

同治験は、進行性または移転性固形がん患者を対象として、腫瘍溶解ウイルス製剤「テロメライシン」と抗PD-1抗体薬「ペムブロリズマブ」の併用療法を検証するというもの。

国立がん研究センター
「テロメライシン」と「ペムブロリズマブ」
「テロメライシン」は、細胞ががん化した際に活性化する酵素の遺伝子の一部を、風邪ウイルスのひとつである5型ヒトアデノウイルスに組み込んだウイルス製剤。正常な細胞に感染してもほとんど増殖しないが、がん細胞内では増殖し、がん細胞を破壊することで抗腫瘍効果を発揮する。

「ペムブロリズマブ」は、PD-1の伝達経路を阻害する分子標的薬のひとつである抗体医薬品。活性化T細胞上のPD-1に結合することにより、がん細胞上におけるPD-L1とPD-L2の結合を阻害し、がんを攻撃する免疫系の再活性化を促進する作用を持つ。

抗腫瘍効果の更なる向上に期待
国立がん研究センター東病院にて今回開始された治験では、「テロメライシン」と「ペムブロリズマブ」を併用した際の安全性および有効性などの評価が行われる。なお、同治験において使用される薬剤については、「テロメライシン」はオンコリスバイオファーマ株式会社が、「ペムブロリズマブ」はMSD株式会社が、それぞれ提供するという。

同センターは、「テロメライシン」と「ペムブロリズマブ」の併用によって、抗腫瘍効果の更なる向上が実現されることを期待しているという。

(画像は国立がん研究センターの公式ホームページより)


外部リンク

腫瘍溶解ウイルス製剤と抗PD-1抗体薬を用いた医師主導治験開始 - PR TIMES
https://www.ncc.go.jp/


Amazon.co.jp : 国立がん研究センター に関連する商品
  • アステラス製薬、テレビCM「明日は変えられる。~過活動膀胱篇~」の放映を開始(3月20日)
  • 大正製薬、乗り物酔い止め薬「センパア」シリーズをリニューアル(3月20日)
  • リアルテックファンド、独自技術により高純度の単結晶を開発する研究所に出資を実施(3月18日)
  • 久光製薬、水虫・たむし治療薬「ブテナロック(R)Vα クリーム 18g、液 18mL」をリニューアル発売(3月17日)
  • アンジェス、米国でDNAワクチンに関する特許を取得(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->