製薬業界ニュース
2024年05月06日(月)
 製薬業界ニュース

世界で初めて麻疹ウイルスに対する感染阻害剤の作用メカニズムを解明

新着ニュース30件






























世界で初めて麻疹ウイルスに対する感染阻害剤の作用メカニズムを解明

このエントリーをはてなブックマークに追加
世界で初めて解明
九州大学の研究グループは2月21日、世界で初めて麻疹(はしか)ウイルスに対する感染阻害剤の作用メカニズムを解明したことを発表した。

麻疹は、非常に感染力の強いウイルス感染症で、二次感染を高頻度に引き起こし、肺炎、脳炎などを合併して死亡することもあり、世界で年間約9万人の死亡者が出ていると言われている。

現在行われている予防法として弱毒性ワクチンの投与があるが、治療薬はまだないのが現状だ。

九州大
新たな抗ウイルス薬開発に向けて
同研究グループは、ウイルス学的手法と構造生物学的手法、コンピューター科学計算、生化学的手法を合わせた研究を実施。

ウイルスがヒトの細胞に感染するためには、必要なウイルス膜融合タンパク質Fがあり、このウイルス膜融合タンパク質Fの同じ領域に異なる2つの阻害剤(化合物とペプチド)が作用して、麻疹ウイルスの感染を阻害することが明らかになったという。

また、このウイルス膜融合タンパク質Fと阻害剤が結合した状態の可視化に成功、今後、効果的にウイルス感染を抑制する新たな治療薬の設計に役立つとしている。

同研究グループは、現在、世界で行われているウイルスタンパク質の原子レベルでの形に基づく抗ウイルス薬の開発、改良と同様、麻疹ウイルスについても抗ウイルス薬開発につながるとして、さらに研究を進めるとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

九州大学 プレスリリース
http://www.kyushu-u.ac.jp/f/32500/18_02_21.pdf


Amazon.co.jp : 九州大 に関連する商品
  • アステラス製薬、テレビCM「明日は変えられる。~過活動膀胱篇~」の放映を開始(3月20日)
  • 大正製薬、乗り物酔い止め薬「センパア」シリーズをリニューアル(3月20日)
  • リアルテックファンド、独自技術により高純度の単結晶を開発する研究所に出資を実施(3月18日)
  • 久光製薬、水虫・たむし治療薬「ブテナロック(R)Vα クリーム 18g、液 18mL」をリニューアル発売(3月17日)
  • アンジェス、米国でDNAワクチンに関する特許を取得(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->