容器からきめ細やかな泡を噴出するフォーム剤
マルホ株式会社は、2018年2月16日、血行促進・皮膚保湿剤「ヒルドイドフォーム 0.3%」について、剤形追加の製造販売承認を取得したと発表した。
同剤形は、既に販売されている「ヒルドイド」と同じ有効成分を同一濃度で含有するもの。容器からきめ細やかな泡を噴出するフォーム剤(外用エアゾール剤)となっている。
治療選択肢の拡大およびアドヒアランスの向上を目指して
マルホは、大阪市北区に本社を置く製薬企業。1915年の創業以来、医療用医薬品などの研究・開発・製造・販売を手がけている。「Excellence in Dermatology」を長期ビジョンとして掲げ、皮膚科学領域での卓越した貢献を目指しているという。
今回剤形追加の製造販売承認を取得した「ヒルドイドフォーム 0.3%」は、皮脂欠乏症などに悩む患者の治療選択肢の拡大およびアドヒアランスの向上を目指して開発されたもの。一般的に外用剤(塗り薬)のアドヒアランスは、経口剤(飲み薬)と比べると低い。また保湿剤は、塗布回数によりその臨床効果が変わる。フォーム剤である同剤形は、こうしたデメリットを解消している。
適正使用を推進し、皮膚疾患に悩む患者へ貢献
「ヒルドイドフォーム 0.3%」の効能・効果は、皮脂欠乏症・血栓性静脈炎・血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患・進行性指掌角皮症・外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹など。通常の用法・用量は、1日1回から数回、適量を患部に塗布する。
マルホは今後も、医療用医薬品「ヒルドイド」の適正使用を推進し、皮膚疾患に悩む患者へ貢献するとしている。
(画像はマルホの公式ホームページより)

血行促進・皮膚保湿剤「ヒルドイドフォーム 0.3%」製造販売承認取得のお知らせ - マルホ株式会社
https://www.maruho.co.jp/