オーソライズド・ジェネリック、イルアミクス配合錠
DSファーマバイオメディカル株式会社は、2018年2月15日、高血圧症治療薬「イルアミクス配合錠 LD/HD『DSPB』(以下「DSPB」)」の製造販売承認を取得したと発表した。
DSファーマバイオメディカルは、大日本住友製薬株式会社の連結子会社。「DSPB」は、大日本住友製薬が「アイミクス配合錠 LD/HD(以下「アイミクス配合錠」)」の製品名で販売している配合剤のオーソライズド・ジェネリック(AG)。
先発医薬品と同一の原薬・添加物・製造方法で製造
「アイミクス配合錠」は、降圧効果が24時間持続する長時間作用型ARB(アンジオテンシン2受容体拮抗薬)である「イルベサルタン」と、強力かつ持続的な降圧効果を有するカルシウム拮抗薬「アムロジピンベシル酸塩」と配合剤。大日本住友製薬が開発し、2012年9月には製造販売承認を取得。大日本住友製薬と塩野義製薬株式会社によって、2012年12月に発売されている。
「DSPB」は、先発医薬品メーカーの許諾を受け、先発医薬品と同一の原薬・添加物・製造方法で製造されるジェネリック医薬品となる。
薬価基準収載後に発売を予定
DSファーマバイオメディカルは、体外診断用医薬品・医療機器・医研究用試薬・医細胞培養関連製品・医研究用機器の輸入・販売に加えて、オーソライズド・ジェネリックの製造販売も手がける企業。
「DSPB」について同社は、薬価基準収載後に発売を予定している。なお同剤の情報提供活動については、大日本住友製薬および大日本住友製薬の連結子会社であるDSファーマプロモ株式会社が、DSファーマバイオメディカルの委託を受ける形で実施するという。
(画像はDSファーマバイオメディカルの公式ホームページより)

イルアミクス配合錠「DSPB」製造販売承認取得のお知らせ - DSファーマバイオメディカル株式会社
http://www.ds-pharma.co.jp/ir/news/pdf/ne20180215.2.pdf