製造販売承認を取得
ファイザー株式会社(以下、ファイザー)は2月13日、武田薬品工業株式会社とコ・プロモーションで販売している関節リウマチ治療剤エンブレルの新剤形である「エンブレル(R)皮下注25mgペン0.5ml」が、2月9日に製造販売承認を取得したことを発表した。
エンブレルは、現在、バイアル製剤、シリンジ製剤、また、50mgペン製剤が販売されている。承認された25mgペン製剤は、50mgペン製剤と比較してより細やかな用量調節が必要であるという要望に応える形で開発したとしている。
エンブレルは、日本で2005年から、既存治療で効果が不十分な関節リウマチ治療剤として承認されている生物学的製剤。
また、関節リウマチにおける炎症に関わりのあるTNF、LTアルファに結合し、抑制する唯一のYNFアルファレセプター製剤であり、中和抗体産生による効果が減るといった懸念が少ないと言われている。
より細やかな用量調節が可能に
これまで、医療現場からのニーズに合わせて様々な剤形で販売されてきたが、2013年に初めて販売された50mgペン製剤は、先端部を注射部位に押し当てて投与できるため、簡便で、また、患者の針に対するストレスを軽減できるとして高く評価されている。
ファイザーは、新たな剤形の販売は、自己注射に対する負担の軽減につながるとしている。
(画像はファイザー株式会社HPより)

ファイザー株式会社 プレスリリース
http://www.pfizer.co.jp/