血友病A治療の自己注射用翼状針がより細く
ノボノルディスク ファーマ株式会社は2月5日、血友病A治療の自己注射に使用する針を、従来のものより細い製品に変更すると発表した。
これは、遺伝子組み換え型血液凝固第8因子製剤である「ノボエイト(R)静注用」のための輸注セットに用いられている、翼状針を対象とする変更で、従来は23G(ゲージ)と25Gの2種類をセットしていたが、25Gと27Gの2種類に変更されるという。
注射針の規格は数字が大きいほど針が細く、針の外径は23Gが0.6㎜、25Gが0.5mm、27Gが0.4mm。通常針が細くなるほど侵襲が少なく、それに伴い痛みも少なくなるといえる。今回の変更は、より侵襲が少ない針を望む声を受けて実現したもの。
より負担の少ない注射針を求める患者の声に応え
血友病は生涯にわたり治療が必要な疾患であり、在宅自己注射による治療を行うことも多い。
ノボノルディスク ファーマ株式会社 代表取締役社長 オーレ ムルスコウ ベック氏は、翼状針による静脈への自己注射を行う血友病患者に課せられる負担はとても大きいとして、より負担が少ない細い翼状針を求める患者の声に応える形で27Gの注射針を採用したことについて喜びを表した。
なお同社では、今回の「ノボエイト(R)静注用」輸注セットの翼状針に対する変更は、3月より順次行うとしている。
(画像はノボ ノルディスクファーマ株式会社 ホームページより)

ノボ ノルディスクファーマ株式会社 ニュースリリース
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