1歳以上小児への投与を可能とした剤形
ファイザー株式会社は2018年1月29日のニュースリリースで、ホスホジエステラーゼ5阻害薬の新剤形として、「レバチオ(R)懸濁用ドライシロップ900mg」および「レバチオ(R)ODフィルム20mg」(一般名:シルデナフィルクエン酸塩)を2018年1月29日付けで発売すると発表した。
ドライシロップは1歳以上で体重8kg以上20kg以下の小児の用法・用量である1回10mgの投与を可能とした剤形であり、ODフィルムは水分摂取制限の必要な患者や携帯性が改善したことによる服薬コンプライアンスの向上が期待できる。
またドライシロップの成人および1歳以上で体重20kgを超える小児の場合の用法・用量は、通常、シルデナフィルとして1回20mgを1日3回経口投与する。
肺動脈性肺高血圧症治療に貢献
レバチオ(R)錠20mgは、2008年に成人の「肺動脈性肺高血圧症」を効能・効果として承認、2017年9月に小児に対する用法・用量の追加が承認され、また同時に「レバチオ(R)懸濁用ドライシロップ900mg」および「レバチオ(R)ODフィルム20mg」の製造販売が承認されている薬剤である。
ファイザーは肺動脈性肺高血圧症患者のニーズに対応可能な剤形を提供し、服薬コンプライアンスの改善および適正使用の推進を通して肺動脈性肺高血圧症治療に貢献していくと述べている。
(画像はプレスリリースより)

ファイザー株式会社ニュースリリース
http://www.pfizer.co.jp/ファイザー株式会社
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