リツキシマブBS点滴静注が発売
協和発酵キリン株式会社(以下、協和発酵キリン)は1月17日、リツキシマブBS点滴静注100mg、500mg「KHK」(以下、KHK)を1月18日に発売することを発表した。
KHKは、米国・Biogen Pharmaceuticals社が創成したヒトCD20に対するキメラモノクローナル抗体「リツキシマブ」のバイオ後続品で、サンド株式会社(以下、サンド)が開発した薬剤。抗体依存性細胞障害(ADCC)とアポトーシスによるB細胞の枯渇を作用機序としている。
「リツキシマブ」は、抗がん剤、また免疫抑制剤として、世界中で広く使用されている。海外では関節リウマチの治療薬として、発売され、日本では2001年に、B細胞性悪性リンパ腫の治療薬として承認。
その後、2013年には対か効能として、ヴェゲナ肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎の治療薬としても承認されている。
ライセンス契約に基づき、協和発酵キリンが発売
今回発売されるKHKは、2016年に締結した協和発酵キリンと、サンドとライセンス契約に基づいて、CD陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫、免疫抑制状態下のCD陽性のB細胞性リンパ増殖性疾患、ヴェゲナ肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎を適応として発売されるとしている。
(画像は協和発酵キリン株式会社HPより)

協和発酵キリン株式会社 協和ニュースリリース
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