患者が使いやすい新剤形の製造販売取得
ノバルティス ファーマ株式会社(以下、ノバルティス ファーマ)は9月16日、13日に乾癬治療薬「コセンティクス(R)皮下注150mgペン」(以下、「コセンティクス(R)」ペン)の製造販売承認を取得したことを発表した。
乾癬は日本では43万人が罹患という報告もあり、これは人口の約3%にあたる。また、慢性化、再発化しやすい病気で完治が難しいとされているが、症状の出ない状態を保つことができるため長期の治療が必要である。
今回の承認された「コセンティクス(R)」ペンは、今までの皮下注シリンジ製剤とは違い、オートインジェクター製剤で三角形の握りやすい形状や、押し当てるだけで投与が可能など患者が使いやすい形となっている。
マルホ株式会社と共同プロモーションを行う予定
ノバルティス ファーマは「コセンティクス(R)」は乾癬治療薬で、皮下注シリンジ製剤として販売してきたが、今年4月から在宅自己注射が保険適用となったことから、より患者に安全に使用してもらう目的で今回の新剤形の製造となったという。
また、針先が直接見えないため、患者の負担の軽減や、偶発的な事故に対する防止も施されており、安全面でも期待できるとしている。
ノバルティス ファーマはこの「コセンティクス(R)」ペンをマルホ株式会社と共同プロモーションを行う予定だ。
(画像はプレスリリースより)

ノバルティス ファーマ株式会社 プレスリリース
http://www.novartis.co.jp/news/2016/pdf/pr20160916.pdf