世界的権威が2年に1度集まる国際学会
株式会社メドレックスは、9月12日、第16回世界疼痛学会において神経疼痛治療薬「MRX-5LBT」についてのポスター発表を行うと発表した。
世界疼痛学会は、疼痛領域の世界的権威が2年に1度集まる国際学会。「MRX-5LBT」は、同社グループが米国にて開発中の帯状疱疹後の神経疼痛治療薬。
独自技術「ILTS」を使用
「MRX-5LBT」は、イオン液体を利用したメドレックスの独自技術「ILTS」を使用している。
イオン液体は、融点が100度以下の塩のことであり、常温溶融塩とも呼ばれる。低融点・高イオン伝導性などの特徴を有し、太陽電池や反応溶媒といった方面における応用が検討されている。
同社は、薬物のイオン液体化あるいはイオン液体への薬物溶解により、当該薬物の経皮浸透性が飛躍的に向上することを世界に先駆けて発見。蓄積した独自の経皮吸収型製剤作製技術を「ILTS」と呼んでいる。
「Lidoderm」の市場をさらに拡大すべく
「MRX-5LBT」は、神経末端において痛みの信号を遮断することにより痛みを軽減させる局所麻酔薬「リドカイン」を、テープ剤とした薬剤。メドレックスは、米国でピーク時に年商1200億円を売り上げたリドカインパップ剤「Lidoderm」の市場をさらに拡大すべく、「MRX-5LBT」の開発を進めている。
同社が「MRX-5LBT」のポスター発表を行う第16回世界疼痛学会は、9月26日から30日まで、パシフィコ横浜にて開催される。

MRX-5LBTについて世界疼痛学会での発表に関するお知らせ - 株式会社メドレックス
http://pdf.irpocket.com/C4586/