質量偏差試験で規格外の結果
田辺三菱製薬は8月18日、抗悪性腫瘍剤 「注射用サイメリン 50mg」の自主回収情報を発表した。
定期安定性試験(ロット X047、 12 箇月)において、質量偏差試験で規格外の結果が得られたことによるもので、充填バラツキにより質量が低い製品が他にも混在している恐れが判明したため、自主回収となった。
重篤な健康被害発生の恐れはないとの見方
同社は、含量が規格に満たない製品が一部混在することから、有効性への影響は否定できないが、規格より高い含量の製品が混在する可能性は無いことから、重篤な健康被害発生の恐れは無いと考えるとしている。
自主回収の対象となっているのは「注射用サイメリン50mg」の一部製品2,597個で、包装規格(統一商品コード)1瓶(128615346)、製造番号X047、出荷対象期間2015年11月19日~2016年4月18日、使用期限2018年5月のもの。製品の回収は平成28年8月18日より開始されている。
(画像はプレスリリースより)
https://medical.mt-pharma.co.jp/