株式総数の21.42%を取得する予定
株式会社日本触媒は、8月2日、TAK-Circulator株式会社が実施する第三者割当増資を引き受けると発表した。
日本触媒は、TAK-Circulatorの増資後における発行済株式総数の21.42%を取得する予定。この資本提携により日本触媒は、 TAK-Circulatorの核酸医薬シーズ開発を促進するとしている。
日本触媒、核酸医薬原薬への参入を検討
日本触媒は、長期経営計画「新生日本触媒2020」を平成26年度にスタートさせた。同計画に基づいて、健康・医療事業を始めとする新規事業の早期立ち上げや、新製品の速やかな上市を目指した取り組みを行っている。
その取り組みの中で同社は、次世代医薬品シーズの研究開発・臨床開発から製造受託に至る一貫したサービスを提供する創薬支援事業の確立を実施。市場の拡大が見込まれるペプチド医薬原薬、DDS分野への参入に続いて、新たな有望領域として核酸医薬原薬への参入を検討している。その中で、革新的なシーズを保有する企業などとの提携を模索し続けていた。
「創薬支援事業」の基盤確立へ
TAK-Circulatorは、東京大学保有の革新的な技術を駆使した皮膚細菌叢のゲノム解析サービスであるマイクロバイオーム事業を展開する企業。また、健康長寿を実現する核酸医薬の創薬も進めている。
今回の資本提携を通じて日本触媒は、TAK-Circulatorの核酸医薬シーズの開発を促進する。また、核酸医薬原薬の開発・製造の面で業務提携を実施するべく協議を進め、「創薬支援事業」の基盤確立に向けて更なる手段を講じるとしている。

TAK-Circulator株式会社との資本提携に関するお知らせ - 株式会社日本触媒
http://www.shokubai.co.jp/ja/news/file.cgi