2017年1月からはファイザーが販売
ファイザー株式会社と武田薬品工業株式会社は、8月5日、ファイザーの肺炎球菌結合型ワクチン「プレベナー」および血友病B治療剤「ベネフィクス」の日本国内販売に関する提携を終了すると発表した。
「プレベナー」と「ベネフィクス」はこれまで、武田薬品が仕入販売を担ってきた。武田薬品による仕入販売は2016年12月末をもって終了し、2017年1月からはファイザーが販売を開始する。
製品価値最大化を図るべく
ファイザーと武田薬品は「プレベナー」および「ベネフィクス」について、日本における仕入販売契約を締結。それぞれの薬剤について、ファイザーは発売を担当し、武田薬品が仕入販売を担当してきた。
しかし、両社の事業環境が変化したことに伴って、「プレベナー」および「ベネフィクス」の製品価値最大化を図るべく両社は協議を実施。その結果、今回の提携を終了についての合意に至ったという。
患者や医療関係者に望まれる医薬品を
ファイザーと武田薬品は、関節リウマチ治療剤である「ゼルヤンツ」ならびに「エンブレル」についても、コ・プロモーション契約を締結している。この両剤については、引き続き両社がコ・プロモーションを行うと共に、武田薬品が仕入販売を担当するとしている。
両社は今後も、「プレベナー」と「ベネフィクス」の販売移管を滞りなく進め、患者や医療関係者に望まれる医薬品を届けることで人々の健康に貢献するとしている。

「プレベナー」「ベネフィクス」の日本における販売に関する提携の終了について - 武田薬品工業株式会社
http://www.takeda.co.jp/news/2016/