塩野義製薬株式会社を通じて販売開始
ムンディファーマ株式会社は、8月10日、殺菌消毒薬「イソジン」ブランドの製品の販売を、塩野義製薬株式会社を通じて開始した。
販売が開始されたのは、「イソジンガーグル液 7%」「イソジン液 10%」「イソジンスクラブ液 7.5%」「イソジンフィールド液 10%」「イソジンパーム液 0.5%」「産婦人科用イソジンクリーム5%」「イソジンゲル10%」。
殺菌消毒剤の世界的ブランド
「イソジン」は、Mundipharmaが所有し、世界各国で展開されている殺菌消毒剤の世界的ブランド。1950年代の開発当初は医療現場で普及し、1969年には月から帰還したアポロ11号の殺菌消毒に選ばれたことで知られる。
ムンディファーマは、世界120カ国以上で展開するMundipharmaの日本の独立関連法人として、1991年に設立された企業。オランダ国Mundipharma B.V.とMeiji Seikaファルマ株式会社の間で締結されていた「イソジン」ブランド製品に関する提携関係の解消に伴い、同社は「イソジン」製品のうち上記の医療用医薬品の製造販売承認を承継していた。
ブランド製品の安定供給に努める
ムンディファーマは今後、50年以上にわたり世界中で蓄積してきた「イソジン」などのポビドンヨード製品に関する専門性と、グローバルで得られた知見を、販売提携先である塩野義製薬とともに医療従事者に提供。「イソジン」ブランド製品の安定供給に努め、日本の感染対策に貢献するとしている。

「イソジン」ブランド製品(医療用医薬品) 発売のお知らせ - ムンディファーマ株式会社
http://mundipharma.co.jp/686