エンドロジックス社と日本独占販売契約を締結
日本ライフライン株式会社は、7月29日、腹部大動脈瘤治療用ステントグラフト「Ovation」の日本国内における独占販売契約をエンドロジックス社と締結し、2017年度中の上市を目指して導入準備を開始したことを明らかにした。
日本ライフラインはこの導入により、腹部用ステントグラフト市場における商品ラインナップの充実を図るという。なお、同社とエンドロジックス社の契約は、本年7月4日に締結されている。
腹部大動脈瘤治療用ステントグラフト「Ovation」
「Ovation」は、エンドロジックス社が開発した腹部大動脈瘤治療用ステントグラフト。
同製品は、ステント部分とグラフト部分が重ならない独自構造を採用することで、収縮時における直径を細く抑えるとともに、高い柔軟性を実現。ステントグラフトを留置するためのデリバリーシステムも、現在の競合品の中では最も細いものとなっている。
これらの特長により「Ovation」は、血管が細い症例や複雑に蛇行している症例においてもステントグラフトを治療部位へ留置することを可能にした。
患者や医療現場の多様なニーズに応える
日本ライフラインは大動脈治療領域において、人工血管やオープンステントグラフトといった開胸手術の際に用いる自社製品の医療機器を展開。さらに、海外メーカーの胸部および腹部のステントグラフトも取り扱っている。
同社は今後も、他社にはない豊富な商品ラインナップを揃え、患者や医療現場の多様なニーズに応える優れた医療機器を提供するとしている。
(画像はプレスリリースより)

腹部大動脈瘤治療用ステントグラフトに関する独占販売契約締結のお知らせ - 日本ライフライン株式会社
http://www.jll.co.jp/pdf/product/2016