ALA、すなわち5-アミノレブリン酸
SBIファーマ株式会社は、7月20日、5-アミノレブリン酸(ALA)を利用したインフルエンザウイルス感染症の治療に関して、米国での特許を取得したと発表した。
同社は、SBIホールディングス株式会社の子会社であり、ALAを利用した医薬などの研究・開発等を行っている企業。
体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸
ALAは、体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸であり、ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与する機能分子の原料となる重要な物質。しかし、加齢に伴って生産性が低下することが知られている。
ALAは、焼酎粕・赤ワイン・高麗人参といった食品に含まれる。また、植物の葉緑体原料としても知られている。
今後もALAの様々な可能性を追求
今回同社が取得した特許の名称は、「Prophylactic/Therapeutic Agent for Influenza Virus Infection」。出願日は、2013年6月3日。なお同特許の出願は、国立大学法人徳島大学と共同で行われた。
BIファーマは今後も、アンメットメディカルニーズに応える医薬品を世界中の一人でも多くの人へ提供できるよう、今後もALAの様々な可能性を追求するとしている。

インフルエンザウイルス感染症の治療に関する米国特許取得のお知らせ - SBIファーマ株式会社
http://www.sbipharma.co.jp/pdf/SBI_pharma