3日用に続き、1日用も発売開始
MeijiSeikaファルマ株式会社は、6月17日に薬価収載された、経皮吸収型持続性癌疼痛治療剤「フェンタニル1日用テープ『明治』」を、2016年7月13日より発売すると発表した。尚、同社は、「フェンタニル3日用テープ『明治』」を2013年より販売している。
今回、「フェンタニル1日用テープ『明治』」が発売になったことで、それぞれの患者の多様な状況に合わせて本剤を使い分けることができ、安価で入手できるようになる。
ワンデュロパッチのジェネリック
フェンタニル1日用テープ0.84mg「明治」、同1.7mg「明治」、同3.4mg「明治」、同5mg「明治」、同6.7mg「明治」の5種類が発売される。それぞれ含量が異なるが、単位面積あたりの放出速度はいずれも同じである。また、本剤の先発品は、ワンデュロパッチである。
先発品と同様、オピオイド鎮痛剤から切り替えて使用し、中等度から高度の疼痛を伴う各種がん、慢性疼痛の治療剤で、1日毎に貼り替える。
警告と注意
本剤の貼付部位の温度が上昇すると、フェンタニルの吸収量が増加するため、過剰投与になり、最悪の場合死に至る恐れがある。そのため、本剤貼付中は、外部熱源への接触、熱い温度での入浴等を避ける必要がある。
用法、用量に関しては、患者の症状により処置が異なるため、医師の指示に従い、正しい手順、用量で貼付を行う。また、本剤は非常に強い薬剤であるため、他者に付着しないよう十分注意する。

MeijiSeikaファルマ株式会社プレスリリース
http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/