杏林製薬が日本での独占販売権を有する
杏林製薬株式会社と科研製薬株式会社は、7月11日、アレルギー性疾患治療薬「デスロラタジン」についてコ・プロモーションに関する基本覚書を締結したと発表した。
同剤は、杏林製薬が日本における独占販売権を有する薬剤。
世界120カ国以上で承認されている「デスロラタジン」
「デスロラタジン」は、米国や欧州など世界120カ国以上で承認されている薬剤。日本国内では、新規有効成分の第2世代ヒスタミンH1受容体拮抗薬として、MSD株式会社が2015年10月に製造販売承認を申請。適応症は、「アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒」となっている。
同剤は、日本国内で承認を取得した後、杏林製薬が単独で発売することになっている。杏林製薬は、呼吸器科・耳鼻科の医師・医療機関を中心に、同剤の早期浸透を図るとしている。
積極的なプロモーションを展開
科研製薬は、皮膚科の医師・医療機関を対象として「デスロラタジン」のプロモーションを実施。同社はこの機会を、重点領域の一つである皮膚科領域でのプレゼンスを高める提携と位置づけ、同剤の積極的なプロモーションを展開するという。
なお科研製薬は、杏林製薬よ、一定のプロモーション・フィーを受け取る。

「デスロラタジン」のコ・プロモーションに関する基本覚書締結について - キョーリン製薬ホールディングス株式会社
http://www.kyorin-gr.co.jp/news/