販売実施は2016年7月1日から
日医工株式会社(以下、日医工)は6月8日、塩野義製薬株式会社が保有する、オンコロジー領域の3製品6品目の販売移管、ならびに製造販売の承継について合意したと発表。
2016年7月1日より、同社による対象製品の販売が実施され、医療機関等への情報提供及び収集活動も行っていく。同社は、今回の販売移管、製造販売の承継により、がん治療に一層貢献できると意欲をのぞかせている。
対象製品の概要
対象製品は、チオデロンカプセル5mg (一般名:メピチオスタン、効能効果:透析施工中の腎性貧血等)、アクプラ静注用10mg、50mg、100mg (一般名:ネダプラチン、効能効果:頭頸部がん等)、注射用フィルデシン1mg、3mg (一般名:ビンデシン硫酸塩、効能効果:急性白血病等) となる。
日医工の戦略
日医工は、2016年5月に発表した、第7次中期経営計画「オベリスク2019」において、基本戦略として、シェアUP力、供給能力、開拓力を挙げている。
その中の一つとして、DPC病院に対し、バイオシミラーオンコロジー製品を投入することで、地域包括ケアに対応したマーケティングフォーカスができるよう、注力していくことを示している。今回の合意により、オンコロジー領域製品ラインナップの充実を実現できたことになる。
また、2019年度までに国内ジェネリック薬品市場内で15%のシェアを確立することを目標としており、今後の動きもさらに期待される。

日医工株式会社プレスリリース
http://www.nichiiko.co.jp/company/press/index.html