体外診断用医薬品 他項目同時遺伝子検査試薬
株式会社日立ハイテクノロジーズは、医療用検査薬『Verigene血液培養グラム陽性菌・薬剤耐性核酸テスト(BC-GP)』と『Verigene血液培養グラム陰性菌・薬剤耐性核酸テスト(BC-GN)』の販売を7月1日から開始することを発表した。
細菌遺伝子と薬剤耐性遺伝子を同時検出
これら2製品は、今年4月に厚生労働省から体外診断用医薬品として製造販売承認を取得した遺伝子検出検査薬。敗血症など血流感染症の原因となる多種にわたる細菌遺伝子と、薬剤耐性遺伝子を同時に検出する。
1度に得られる検査結果は国内最多の15項目
『Verigene血液培養グラム陽性菌・薬剤耐性核酸テスト(BC-GP)』では細菌12項目と薬剤耐性遺伝子3項目、『Verigene血液培養グラム陰性菌・薬剤耐性核酸テスト(BC-GN)』では、細菌9項目と薬剤耐性遺伝子6項目、どちらも合計15項目の検査結果が1回のテストで分かる。
簡単な操作で正確な検査
専用の自動遺伝子解析装置により、検査室では最低限の作業で済むということで、従来の検査では1日から2日以上かかっていた臨床医への結果報告が、約2.5時間後には可能となる。大幅な時間短縮を実現し、迅速で適切な抗菌薬の投与ができるため、初期治療が要と言われる敗血症において、病態の早期改善や死亡率低下が期待される。
(画像はプレスリリースより)

株式会社日立ハイテクノロジーズ ニュースリリース
http://www.hitachi-hightech.com日経プレスリリース
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