5つ目の規格追加発売
大塚製薬株式会社は、6月1日、「ニュープロ パッチ」のパーキンソン病治療における剤形追加として「ニュープロ パッチ18mg」を日本において発売する。
「ニュープロ パッチ」は、1日1回貼るだけで24時間安定した血中濃度を維持する、経皮吸収型ドパミンアゴニスト製剤。同剤にとって、5つ目の規格追加発売となった。
1日を通した安定的な効果を持続
「ニュープロ パッチ」は、パーキンソン病およびレストレスレッグス症候群の治療薬として、2013年2月より日本国内で販売されている。
同剤は、経皮吸収型のドパミンアゴニスト製剤としては世界で唯一の製剤。1日1回貼付するという簡便な投与方法により薬剤が持続的に放出されるため、血中濃度の24時間にわたる一定維持と、1日を通した安定的な効果持続が期待されている。
多くの要望が医療機関からあった
同剤は現在、「2.25mg」「4.5mg」「9mg」「13.5mg」の4製剤が国内で販売されている。しかしパーキンソン病治療においては、標準1日量が9mg~36mgとなり、高用量を必要とする患者にとって貼付枚数が多くなるという課題があった。海外で既に販売されている「18mg」製剤に対する多くの要望が医療機関からあったことを受け、大塚製薬は今回の発売に至ったという。
同社は今後も、パーキンソン病など中枢神経疾患領域の患者における最適な治療に貢献する研究開発を行っていくとしている。
(画像はプレスリリースより)

ドパミン作動性パーキンソン病治療剤 「ニュープロ パッチ18mg」発売 - 大塚製薬株式会社
http://www.otsuka.co.jp/company/release/detail.php