抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤レミケード
2016年5月13日、田辺三菱製薬株式会社は抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤「レミケード点滴静注用100」(一般名:インフリキシマブ)について、乾癬における用法・用量の一部変更承認を取得した。
乾癬
乾癬は、慢性の難治性皮膚疾患であり、尋常性乾癬、皮膚症状に加え関節リウマチと同様に関節破壊が進行する関節症性乾癬、皮疹に膿が生じる膿疱性乾癬、全身に真っ赤な炎症が生じる乾癬性紅皮症といった種類がある。
中でも、全身に膿をきたす汎発性膿疱性乾癬は、国から難治性疾患に指定されるなど、乾癬は皮膚疾患の中でも患者の受ける精神的苦痛などのストレスが大きく、完治が難しい事から、患者のQOLが著しく低下している疾患として知られている。
レミケード
レミケードは2010年1月に乾癬の4病型(尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症)に対する治療薬として承認され、多くの乾癬のQOL改善に貢献してきた。しかし、一部の患者において、使用中に効果が十分に維持できなくなる場合があり、投与量の増量や投与間隔の短縮が望まれていた。
今回の承認は、国内の臨床試験結果によって、乾癬における投与量の増量および投与間隔の短縮を取得したものである。

田辺三菱製薬株式会社 ニュースリリース
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