全国の医療機関向けに販売開始
株式会社大塚製薬工場(以下、大塚製薬工場)と株式会社リリアム大塚(以下、リリアム大塚)は、膀胱内尿量を連続的に測定する医療機器「リリアムアルファ-200」の販売提携契約を締結した。
リリアム大塚が開発した同製品は、同社が2015年11月に販売を開始していたが、このたびの販売契約により、大塚製薬工場が2016年5月26日から同製品を独占的に国内医療機関向けに販売することとなった。
排尿ケアの進展につながるツール
「リリアムアルファ-200」は膀胱内尿量の可視化を可能にし、尿意を喪失した患者の排尿ケアとして排尿自立を支援するツールである。
排尿自立に必要とされるのは、自己導尿を適切なタイミングで実施すること、尿道留置カテーテルが抜去されること、おむつからの離脱できることが挙げられる。同製品はこれらの排尿管理を可能にし、在宅復帰を促進するものである。
チーム医療が実施する包括的な排尿ケアが、4月から「排尿自立指導料」として診療報酬に加算されている。今後、同製品が排尿ケアの進展に貢献することが期待される。

株式会社リリアム大塚・株式会社大塚製薬工場・大塚ホールディングス株式会社 ニュースリリース
http://www.otsukakj.jp/pdf/pdf-14628542870.pdf