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2025年05月17日(土)
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ノバルティスのLCZ696 左室駆出率が低下した心不全に対し 有益性確認

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ノバルティスのLCZ696 左室駆出率が低下した心不全に対し 有益性確認

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状態にかかわらず一貫した有益性
2016年4月15日、ノバルティスファーマ株式会社は、左室駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者において、臨床的に安定・不安定、又は基礎治療にかかわらず、LCZ696がエナラプリルと比較して一貫した有益性を示したことが確認されたと発表した。

同発表は英語版を日本語に翻訳したもので、英語版は2日に発表された。

心不全
心不全は、生命を脅かす消耗性の病態で、米国では約600万人が罹患し、65歳以上の入院の主な要因となっている。心不全患者の約半数が、心臓が十分な力で収縮できないために送り出す血液が減少する、左室駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者である。

LCZ696
LCZ696は、新規化合物であるネプリライシン阻害薬サクビトリル、およびアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)であるバルサルタンを含有。

過剰に活性化したRAASによる有害な影響を抑制するだけの他の心不全治療薬に対し、LCZ696は機能不全に陥った心臓の負荷を軽減し、心臓に対する防御的な神経ホルモン機構を促進すると同時に、過剰に活性化したレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAAS)による有害な影響を抑制することで作用する。

LCZ696は慢性HFrEF患者に対して世界50か国以上で承認されており、日本では日本人の慢性HFrEF患者を対象としたLCZ696の第III相臨床試験を実施中である。

LCZ696の有益性
心不全による入院歴がない又は前回の入院から長期間経過している臨床的に安定している患者のうち、半数以上で初回イベントは心血管死であり、LCZ696は、臨床的に安定している患者においても、状態が安定していない患者と同様に、有益であったことが確認された。

LCZ696を投与された患者では、エナラプリルを投与された患者と比較して、基礎治療にかかわらず心血管死又は心不全による入院が約20%減少したことが示された。


外部リンク

ノバルティスファーマ株式会社 プレスリリース
http://www.novartis.co.jp/news/2016/pr20160415.html


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