ノルレボ錠をリニューアル発売
あすか製薬株式会社は15日、緊急避妊剤ノルレボ錠1.5mgを新たに発売したことを発表した。これは従来品であるノルレボ錠0.75mgのリニューアル製品にあたるものである。
今回のリニューアルについて
リニューアルされたノルレボ錠1.5mgは、従来のノルレボ錠が一回につき二錠を服用しなければならなかったことに対して、一回一錠を服用するだけでよいタイプの緊急避妊薬となっている。
用法としては、従来品と同じく、性交後72時間以内に経口投与することで、有効成分のレボノルゲストレル(合成黄体ホルモン)が作用し、望まない妊娠を避ける効果を発揮する。
あすかは、今回新たにノルレボ錠を発売した目的として、アドヒアランスの向上を挙げている。アドヒアランスとは、患者が積極的に治療方針の決定に関与し、それに従って治療を受けることを意味する。
また、従来品は在庫がなくなり次第、販売を終了することが予定されている。
緊急避妊とは
緊急避妊とは、性犯罪などの望まない性行為を経験したときや避妊に失敗してしまったときの最後の避妊法である。
このような場合、緊急避妊薬を服用し、排卵を遅らせたり、精子が子宮に到達するのを阻止したりすることで受精や着床そのものを回避する。
この緊急避妊薬は性行為のあと72時間以内に服用する必要があり、医療機関でのみ処方してもらうことができる医薬品となっている。

あすか製薬株式会社
http://www.aska-pharma.co.jp/