ジェネリック医薬品13品目が製造販売承認を取得
田辺三菱製薬株式会社は(以下、田辺三菱製薬)は2月15日、申請していたジェネリック医薬品13品目が製造販売承認を取得したことを発表した。
今回承認されたのは、成分にアリピプラゾール含む8品目、テルミサルタンを含む3品目、モンテルカストナトリウムを含む2品目の合計13品目だ。
このうち2成分はジェネリック医薬品としては初めての承認となる。
アリピプラゾールは、大塚製薬株式会社が開発した非定型抗精神病薬で、60ヶ国以上の国々で承認されている。
日本では2006年に承認され、「エビリファイ」として販売。他の非定型抗精神病薬と違い、ドーパミンを適量に調節できるため副作用の少ない薬剤で、田辺三菱製薬では「ヨシトミ」という製品名で製造される。
また、テルミサルタンは日本ではアステラス製薬会社から「ミカルディス」の商品名で販売されている高血圧症薬で、田辺三菱製薬では「タナベ」の製品名で発売するという。
6月の薬価基準収載後に販売
モンテルカストナトリウムは先発薬が抗アレルギー薬のシングレアで、すでにジェネリック医薬品も登場しているが、今回はあらたにチュアブル錠と細粒タイプの剤形追加での承認を得ている。
田辺三菱製薬は1月31日に承認を受けているアロプリノールを成分に含む2品目と合わせ、6月の薬価基準収載に向けた販売準備を進める予定。
(画像は田辺三菱製薬株式会社HPより)

田辺三菱製薬株式会社 ニュースリリース
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