「ホスレノール(R) OD錠」の製造販売承認を取得
バイエル薬品株式会社(以下、バイエル薬品)は2月8日、高リン血症治療薬「ホスレノール(R) OD錠」の製造販売承認を取得したことを発表した。
ホスレノール(R)は、世界46ヶ国で発売されており、バイエル薬品が2003年に開発したシャイア-社から日本での開発製造、販売権を取得している。
ホスレノール(R)は2009年にチュアブル錠、2013年に顆粒分包タイプなどの剤形を発売しているが、このOD錠は服用時に噛み砕かないでよいことから、高齢で噛み砕くのが困難である患者や腎不全のため、透析を受けていることから水分を控えている患者にとって、新たな選択肢になるとしている。
さらに服用しやすく
日本腎臓学会によれば、現在、日本には成人の8分の1にあたる約1,330万人もの慢性腎臓病の患者がいると言われている。
高リン血症は、慢性の腎臓病患者が病状の悪化に伴い、末期腎不全と共に引き起こされることの多い疾病で、骨がもろくなることや、骨ではない部分に石灰化が起こることで心筋梗塞や脳卒中につながる原因の1つと言われている。
バイエル薬品は、今回承認されたOD錠はチュアブル錠と比較して40%、また顆粒分包タイプでは15%、重量が減少したため、さらに服用しやすくなったとしている。
(画像はバイエル薬品株式会社HPより)

バイエル薬品株式会社 プレスリリース
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