抗悪性腫瘍剤「アフリベルセプト ベータ」
サノフィ株式会社と株式会社ヤクルト本社は、2月6日、抗悪性腫瘍剤「アフリベルセプト ベータ」について、日本におけるコ・プロモーション契約を締結したと発表した。
「アフリベルセプト ベータ」は、サノフィが製造販売承認申請中のVEGF(血管内皮増殖因子)阻害剤。
サノフィとヤクルト
サノフィは、患者のニーズにフォーカスした医療ソリューションの創出・研究開発・販売を行うべく、5つのグローバルビジネスユニットで組織された製薬企業。日本では、「日本の健康と笑顔に貢献し、最も信頼されるヘルスケアリーダーになる」というビジョンの実現に向け、医薬品などの開発・製造・販売を行っている。
ヤクルト本社は、飲料・食品に加えて、医薬品の開発・販売も行う企業。医薬品事業においては、抗がん剤「カンプト」「エルプラット」などの開発・販売を通じて、医療 ・医薬への取り組みを進めている。
2016年9月までに70以上の国と地域で承認
「アフリベルセプト ベータ」は分子標的治療薬であり、がんの増殖や転移に関与するVEGF-AとVEGF-B、そして胎盤増殖因子(PlGF)に対して作用する。海外では、2012年8月に米国食品医薬品局(FDA)より初めて承認を取得。以来、2016年9月までに70以上の国と地域で承認されている。
日本において同剤は、治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がんの効能・効果で、サノフィが2016年4 月に製造販売承認を申請。承認および薬価収載後は、今回締結された契約に基づいてサノフィが製造販売を行い、プロモーションは両社が共同で行うとしている。
(画像はヤクルトの公式ホームページより)

サノフィとヤクルト本社 抗悪性腫瘍剤 アフリベルセプト ベータのコ・プロモーション契約締結のお知らせ - 株式会社ヤクルト本社
http://www.yakult.co.jp/