慢性B型肝炎ウイルス感染症の成人が対象
ギリアド・サイエンシズ株式会社は、2月15日、B型慢性肝疾患治療薬「ベムリディ錠25mg」を発売した。
同剤は、慢性B型肝炎ウイルス感染症の成人を対象とする、1日1回投与の治療薬。一般名は、「テノホビル アラフェナミドフマル酸塩錠」。
「生命を脅かす疾病にさらなる進歩を」
ギリアド・サイエンシズは、米国ギリアド・サイエンシズ・インクの日本法人として2012年に設立されたバイオファーマ企業。ギリアドは、カリフォルニア州フォスターシティに本社を置き、世界30か国以上で事業を展開。ギリアド・サイエンシズは、成長を続けるギリアドのグローバルビジネスを、日本においてサポートしている。
同社は、難病を抱える世界中の患者のため、医療を向上させることを使命とする。その使命を全うすべく、医療ニーズが十分に満たされていない分野において、革新的な治療を創出・開発・製品化。「生命を脅かす疾病にさらなる進歩を」というモットーの実現に取り組んでいる。
より少ない投与量で既存薬と同等の有効性を実現
「ベムリディ錠25mg」は、「テノホビル」の新規プロドラッグ製剤にあたる。同剤は、より少ない投与量で既存薬と同等の有効性を実現し、腎および骨に対する安全性も改善。2016年12月19日には、「B型肝炎ウイルスの増殖を伴い肝機能の異常が確認されたB型慢性肝疾患におけるB型肝炎ウイルスの増殖抑制」の効能・効果で製造販売承認を取得している。
ギリアド・サイエンシズは今後、C型肝炎に加えてB型肝炎も新たな注力領域とし、新しい治療法を一日も早く届けることができるよう努力するとしている。
(画像はプレスリリースより)

ギリアド・サイエンシズ、B型慢性肝疾患治療薬「ベムリディ錠25mg」を新発売 - ギリアド・サイエンシズ株式会社
http://www.gilead.co.jp/