診療科の追加や院内のレイアウト変更に迅速、容易に対応
NECは2017年2月2日のニュースリリースで、新築移転した京都岡本記念病院の建設に合わせて、SDNを活用した院内ネットワークをSCSK株式会社と協業で構築したと発表した。
本ネットワークは、院内に設置されたエコーなどの医療機器を含む電子カルテ系システムや、インターネット接続用PCなどの情報系システムを統合、旧病院の従来型のネットワークと異なり、SDNコントローラから一括でネットワークの追加やパラメータ設定の変更が可能で、新病院の建設途中や建設後、並びに診療科の追加やレイアウト変更などに伴うネットワーク構成、設定変更に迅速に対応できる。
ネットワークをソフトウェアで動的に制御する
有線/無線LAN接続の認証でSCSKの認証アプライアンスサーバー「RADIUS GUARD(ラディウス ガード)」を活用、医療機器などの使用場所を選ばずネットワークを利用することが可能になり、医師やスタッフ、そして患者の満足度や運用性の向上に貢献することができる。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進して、SDNを社会ソリューション事業の中核領域の一つと位置付け、SDNを活用したシステムを国内外で600以上納入しており、今後もビジネスインフラを支えるネットワークの提供を通じて、企業や自治体・病院などの顧客サービス向上・業務効率化に貢献していくことを目指している。
(画像はプレスリリースより)

日本電気株式会社ニュースリリース
http://jpn.nec.com/press/201702/20170202_01.html日本電気株式会社
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