慢性便秘症治療薬AJG533の販売承認を申請
EAファーマ株式会社(以下、EAファーマ)は2月1日、持田製薬会社(持田製薬)と共同で開発中の慢性便秘症治療薬AJG533の販売承認申請を行ったことを発表した。
AJG533はアルビレオ社から導入した薬剤で、胆汁酸の再吸収に係わるトランスポーターを阻害することで自然な排便を促すことができるとしている。
AJG533は2012年にアルビレオ社との間で味の素製薬株式会社(以下、味の素製薬)が日本、韓国、タイ、インドネシア、ベトナム、台湾において独占的開発、販売する契約を締結、2016年に味の素製薬消化器事業部門とエーザイグループの消化器事業部門が統合して設立されたEAファーマがそのまま引き継いでいる。
EAファーマと持田製薬が共同販売
2016年9月に発表された国内でのプラセボ対照試験では、14日間の経口投与の結果、自発排便の回数がプラセボ群と比較して有意な改善が認められたという。
また、残便感のない自然排便回数の変化量などの副次項目においても有意な改善がみられ、重篤な有害現象はなかったとしている。
便秘症は高頻度に起こる疾患で特に女性や高齢者に多く、回数、残便感、硬便感などで悩む人も多い。EAファーマと持田製薬は販売承認後、共同販売する予定だ。
(写真は写真ACより)

EAファーマ株式会社 ニュースリリース
http://www.eapharma.co.jp/news/2017/0201.html