ゼルヤンツ(R)がCHMPから承認勧告を取得
ファイザー製薬株式会社(以下、ファイザー製薬)は2月3日、欧州医薬品庁(以下、EMA)の医薬品委員会(以下、CHMP)からゼルヤンツ(R)が中等症から重症の活動性関節リウマチの治療薬として、承認勧告を取得したことを発表した。
ゼルヤンツ(R)はヤヌスキナーゼ阻害剤で、日本でも「ゼルヤンツ(R)錠」として販売されている薬剤だ。2012年に米国で承認されて以来、世界50ヶ国で承認されているが欧州連合(EU)では未承認となっている。
関節リウマチは慢性の炎症性自己免疫疾患ではっきりとした原因はまだ不明と言われている。
新規経口薬として肯定的見解
関節リウマチの治療薬としてはメトトレキサートが標準治療薬だが、効果が充分に得られない患者もいる。承認されれば、メトトレキサートとの併用、またメトトレキサートが不忍容となった場合や不適切な場合には単剤での使用が可能となり、EUでは新規経口薬となる。
今回の申請は申請時点で8年の最長追跡観察期間があり、6,100人以上、1年間に19,000人以上の患者への投与実績も含まれている。
EMAの承認はCHMPの見解を通じて最終決定が下されるが、ファイザー製薬は今回のCHMPの肯定的見解が重要な節目になるとしている。
(画像はファイザー製薬株式会社HPより)

ファイザー製薬株式会社 プレスリリース
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