「効能・効果」「用法・用量」が先発品とほぼ同一に
Meiji Seika ファルマ株式会社は、1月18日、β-ラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤「タゾピペ配合静注用『明治』」について、追加適応を取得したと発表した。
同剤は、ジェネリック医薬品。今回の追加適応取得により、「効能・効果」および「用法・用量」が、小児発熱性好中球減少症を除き先発品と同一となる。
腹膜炎、腹腔内膿瘍などが加わる
「タゾピペ配合静注用『明治』」は、一般感染症と発熱性好中球減少症を効能・効果とする。一般感染症の適応菌種としては、レンサ球菌属や肺炎球菌、腸球菌属や大腸菌、シトロバクター属やクレブシエラ属などが挙げられる。適応症は、敗血症、肺炎、腎盂腎炎など。
今回の追加適応取得では、適応菌種にペプトストレプトコッカス属、クロストリジウム・ディフィシルを除くクロストリジウム属、バクテロイデス属、プレボテラ属が追加された。適応症では、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎が加わっている。
安定供給と情報提供に努める
同剤の成人における用法は、敗血症・肺炎・腹膜炎・腹腔内膿瘍・胆嚢炎・胆管炎の場合、1回4.5gを1日3回点滴静注する。腎盂腎炎・複雑性膀胱炎の場合は、1回4.5gを1日2回点滴静注。発熱性好中球減少症の場合は、1回4.5を1日4回点滴静注する。
Meiji Seika ファルマは今後も、安全で高品質な医薬品の安定供給と情報提供に努めるとしている。
(画像はMeiji Seika ファルマの公式ホームページより)

「タゾピペ配合静注用『明治』」の追加効能・効果取得に関するお知らせ - Meiji Seika ファルマ株式会社
http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/