ALAを利用した医薬品などの研究・開発などを行う
SBIファーマ株式会社は、1月18日、フジサンケイビジネスアイ(日本工業新聞社)が主催する『第10回日本バイオベンチャー大賞』において「経済産業大臣賞」を受賞したと発表した。
SBIファーマは、SBIホールディングス株式会社の子会社であり、5-アミノレブリン酸(ALA)を利用した医薬品などの研究・開発などを行う企業。
光線力学診断の実用化などが評価された
ALAは、体内のミトコンドリアにより生成されるアミノ酸であり、エネルギー生産に関与するヘムやシトクロムといった機能分子の原料となる物質。重要な物質ではあるが、加齢に伴い生産性が低下することが知られている。
今回SBIファーマが『日本バイオベンチャー大賞』を受賞したのは、このALAを利用した様々な研究開発が評価されたため。特に、腫瘍組織の可視化に用いられる光線力学診断の実用化や、がんなどに対する光線力学治療の進捗、糖尿病に対する効果の発見と糖尿病治療薬のライセンスアウトなどが高く評価されたという。
先端的で独創的なバイオビジネスを表彰
『日本バイオベンチャー大賞』は、先端的で独創的なバイオビジネスを評価・表彰する賞。対象は、独創的なバイオ関連技術・製品・サービスを事業化し、経営に邁進するベンチャー企業など。提供している事業・製品・技術について、新規性・独創性・市場性・社会性・国際性などの観点から厳正な審査が実施されている。
SBIファーマは今後も、アンメットメディカルニーズに応える医薬品を提供すべく、ALAの様々な可能性を追求するとしている。
(画像はSBIファーマの公式ホームページより)

日本バイオベンチャー大賞「経済産業大臣賞」受賞のお知らせ - SBIファーマ株式会社
http://www.sbipharma.co.jp/pdf/SBI_pharma_20170118.pdf