特殊環状ペプチドがクライテリアを満たした
ペプチドリーム株式会社は、2016年12月26日、スイス・ノバルティス社との共同研究開発プロジェクトにおいてマイルストーンを達成したと発表した。
同プロジェクトは、2013年3月に延長された創薬共同研究開発プロジェクトであり、ターゲットは未公開。同プロジェクトにおいて見出された特殊環状ペプチドが、あらかじめ設定されていたクライテリアを満たしたという。
「世界初の新薬を創出し社会に貢献したい」
ペプチドリームは、「日本発、世界初の新薬を創出し社会に貢献したい」という夢から2006年7月に設立された。
同社は、独自の創薬開発プラットフォームシステムである「PDPS(Peptide Discovery Platform System)」を活用し、広範囲にわたって数兆種におよぶ特殊ペプチドを合成し、高速な評価を可能化。創薬において重要であるヒット化合物の創製やリード化合物の選択、そしてファーマコフォアの理解を、簡便かつ効率的に行えるようにしている。
強い生物活性と高い選択性を持つ特殊環状ペプチド
今回クライテリアを満たした特殊環状ペプチドは、強い生物活性と高い選択性を持つ。また、経口投与が可能な物質であることも明らかになっている。なおクライテリアとは、共同研究開発先とそれぞれ合意している生物活性および物性などの基準の総称。
ペプチドリームは、この結果が両社の優れた研究チームによるものであるとし、近い将来のプロジェクト公表が楽しみであるとしている。
(画像はペプチドリームの公式ホームページより)

スイス・ノバルティス社との共同研究開発プロジェクトに係るマイルストーン達成のお知らせ - ペプチドリーム株式会社
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