テレビCMとウェブサイトで情報発信
ファイザー株式会社は2017年1月6日のプレスリリースで、過活動膀胱の自覚症状のうち、突発性の我慢できない強い尿意でトイレに間に合わず、失禁してしまう病態である「切迫性尿失禁」について、2017年1月より疾患啓発キャンペーンを開始すると発表した。
キャンペーンでは、これまで尿漏れに関するつらい経験をメディアなどで公表している西村知美氏がキャンペーンキャラクターを務め、2017年1月~3月にテレビCMに登場、また「UUI相談室」と題した専用のウェブサイトを新設し、情報を発信していく。
言い換えで医師へ相談しやすくする
ファイザーが2016年に実施した「女性の過活動膀胱患者の実態に関する調査」によると、過活動膀胱の症状で医療機関を受診しても、切迫性尿失禁については医師に相談していないことが判明、「切迫性尿失禁」が患者にとって非常に言い出しにくい言葉であることがその原因と伺えた。
そこでファイザーは、「切迫性尿失禁」を「UUI」(ユーユーアイ)と言い換えることで相談のハードルを下げ、円滑なコミュニケーションが実現し、悩みの解決に少しでも繫がることを目指して、このキャンペーンを展開する。
なお「UUI」は、国際禁制学会、米国泌尿器科学会、欧州泌尿器科学会などで広く使用されている用語で、切迫性尿失禁の英訳である「Urgency Urinary Incontinence」の頭文字をとったものである。
(画像はUUI(切迫性尿失禁)相談室のウェブサイトより)

ファイザー株式会社プレスリリース
http://www.pfizer.co.jp/UUI(切迫性尿失禁)相談室
http://www.oab-info.com/