抗体「LIV-2008」に関連する特許
株式会社カイオム・バイオサイエンスは、12月20日、同社が開発中のTROP-2抗体について、ニュージーランドにおける特許付与の決定通知を受領したと発表した。
同特許は、抗体「LIV-2008」に関連するもの。同社はニュージーランドにおいて、「LIV-2008b」に関連する特許付与決定を既に受けている。
細胞膜タンパク質TROP-2がターゲット
「LIV-2008」「LIV-2008b」は共に、細胞膜タンパク質であるTROP-2をターゲットとしたヒト化モノクローナル抗体。両抗体は、同一のターゲットに対して特徴の異なる抗体を用いるべく、それぞれ開発が進められている。
「LIV-2008」で開発するNaked抗体は、動物モデルにおける試験で複数の癌種に対する腫瘍増殖阻害効果を発揮。「LIV-2008b」では、ADC抗体の開発に有用なインターナリゼーション活性を有している抗体を用いた開発が進められている。
知的財産基盤を強化するもの
今回カイオム・バイオサイエンスがニュージーランドにおいて付与された特許の名称は、「ANTI-HUMAN TROP-2 ANTIBODY HAVING AN ANTITUMOR ACTIVITY IN VIVO」。特許出願番号は、「716839」となっている。
カイオム・バイオサイエンスはこの特許付与決定を、同社の知的財産基盤を強化し、今後の企業価値向上に寄与するものと考えているという。
(画像はカイオム・バイオサイエンスの公式ホームページより)

ヒト化 TROP-2 抗体に関するニュージーランド特許付与決定についてのお知らせ - 株式会社カイオム・バイオサイエンス
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