R-Pharmと包括的な事業提携進める
富士フイルム株式会社は12月14日、ロシアの大手製薬企業R-Pharm JSC(以下R-Pharm)と、ヘルスケア領域を中心に包括的な事業提携を進めることで合意したと発表した。
R-Pharmは、2001年に設立されたロシア有数の製薬会社で、ロシア国内に約60か所の拠点を置く大手。がん、感染症、リウマチなど幅広い領域の新薬について、欧米の製薬会社などと共同開発し、ロシア国内で販売している。
また、同社の子会社では医療機器を扱っており、今後の医療機器の開発・製造・販売にも意欲を示している。
ロシアの急速な市場拡大見込み
今回の事業提携により、富士フイルムとR-Pharmは、富士フイルムグループが有する医薬品、再生医療などヘルスケアビジネスのロシアでの事業展開、富士フイルムグループの医療機器のロシアにおける事業展開を行う。
さらに、機能性化粧品やサプリメントのロシアでの事業展開など各種テーマも含め、ヘルスケア領域で幅広く協業を進めていく。
人口約1億4千万人の、ロシア国民の平均寿命は72歳。ロシア政府にとって、国民が健康で豊かな生活を送るために、また生産年齢人口を維持・拡大するためにも、医療サービスの充実、高度化は、吃緊の課題となっている。
また、ロシアの現在の医薬品・医療機器市場は、日本の3分の1程度の約4兆円であり、今後急速な市場の拡大が見込まれている中、富士フイルムはロシアにおけるビジネス拡大を進めていく。
(画像は富士フイルム株式会社ホームページより)

富士フイルム株式会社 ニュースリリース
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