バイオジェン・ジャパンが発表
バイオジェン・ジャパン株式会社は、12月19日、多発性硬化症治療薬「テクフィデラカプセル」の製造販売承認を取得したと発表した。
この承認は、「多発性硬化症の再発予防および身体的障害の進行抑制」の適応症で同社が申請していたもの。
深刻な慢性進行性神経疾患、多発性硬化症
多発性硬化症は、認知機能・心理社会的機能・身体機能の全てに影響を及ぼす、深刻な慢性進行性神経疾患。中枢神経系における炎症やミエリン破壊、オリゴデンドロサイトの細胞死や軸索損傷、罹患後の神経細胞の喪失を特徴とする。
多発性硬化症の有病率は、人種間および地域間で差がある。日本における推定有病率は欧米諸国の10%程度であり、罹患率は10万人当たり10.8~14.4人と報告されている。
多発性硬化症治療薬の第一選択薬として広く使用
「テクフィデラ」は、2013年に米国で初めて承認され、2016年8月現在で世界54カ国において承認されている多発性硬化症治療薬。米国とEUでは、同疾患の第一選択薬として広く使用されている。
バイオジェン・ジャパンは今後も、多発性硬化症治療のリーディングカンパニーとして患者のニーズに寄り添い、治療や情報提供についてさらに努力するとしている。
(画像はバイオジェン・ジャパンの公式ホームページより)

多発性硬化症治療薬「テクフィデラカプセル」製造販売承認取得 - バイオジェン・ジャパン株式会社
https://www.biogen.co.jp/